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【10Xマーケターその③】スーパーマーケターの時代へ:Auxia Agent Studio のご紹介

マーケティングの実務を丸ごと担うAIエージェント基盤「Auxia Agent Studio」を発表。あらゆるツールを横断する"司令塔"として、企画から実行・最適化までを自動化し、マーケターを"スーパーマーケター"へ引き上げます。(米国で先行提供/日本展開は本年秋以降)
Sandeep Menon
Sandeep Menon
July 23, 2026
5 分で読めます
【10Xマーケターその③】スーパーマーケターの時代へ:Auxia Agent Studio のご紹介
目次
すべての顧客接点を、ビジネス成果につなげる。
エンタープライズレベルのセキュリティ・プライバシー・信頼性を備え、Auxiaは世界中のリーディング企業に信頼されています。
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本記事は「10Xマーケター」シリーズ(全3回)の最終回です。

第1回では「次のカギはツールではなくAIエージェント」、第2回では「AIエージェントの時代にマーケティング基盤がどう変わるか」をお話ししました。最終回では、その考えを実際のプロダクトとして形にした Auxia Agent Studio をご紹介します。

▶ 第1回:10倍の成果を出すマーケターの鍵、AIエージェント

▶ 第2回:マーケティング基盤は、AIエージェントによってどう変わるのか

これまでの2つの記事、「マーケティングを次に進化させるのは、ツールではなくAIエージェント」と「変わりゆくマーケティングスタック」では、マーケターが目指す「適切なメッセージを、適切な相手に、適切なタイミングとチャネルで届ける」ために重要となる、2つの主張をお伝えしました。

  • 1つ目:マーケティングを次に大きく前進させるのは、新しいツールではなくAIエージェントである。マーケティングを阻んでいるのは機能の不足ではなく、企業の文脈を理解し、複数の関係者や業務を連携させる仕組みの不足だから。
  • 2つ目:その課題を解消する新しいレイヤーがマーケティングスタックに生まれつつある。それは企業のビジネスを理解し、業務全体を動かす「コンテキストとインテリジェンスのレイヤー」であり、これを提供するうえで最も有利なのは、AIを前提に設計された企業である。

では、マーケティングにおける「コンテキストとインテリジェンスのレイヤー」とは、実際にはどのようなものなのでしょうか。

それは、既存のマーケティングツールやデータすべてにつながる「司令塔」のようなものです。過去に成果を出したキャンペーンの詳細など、継続的に蓄積される情報を記憶し、許可された範囲内でマーケターに代わって行動します。

これが、Auxia Agent Studio です。

Auxia Agent Studio は、マーケティングチームの司令塔です。既存のあらゆるツールを横断し、それらが一つのシステムとして機能するようにします。大きく3つの役割があります。

  1. 実行できる業務量を増やす。キャンペーンの企画書作成から、実験設計、最適化まで、キャンペーンライフサイクル全体を従来の数分の一の時間で進めます。これにより、数週間分の手作業を削減できます。
  2. 自律的に調整し、実行する。 AIエージェントがマーケターに代わって関係者との調整を行います。企画書をフィードバック担当者に回し、関係者から意見を集め、改善案を提示します。そのためマーケターは、細かな進行管理ではなく、戦略的に重要な業務へ集中できます。
  3. アウトプットの質を高める。過去の企画書、キャンペーンレポート、チームが毎週利用する各種情報などを、Agent Studio がまとめて取り込みます。これにより、すべての企画書・実験・提案が、企業のブランド、顧客、過去に実際に成果を上げた施策を踏まえたものになります。最初から自社らしく、自社の状況に合ったアウトプットが生成されるため、一般的なAIの回答を毎回書き直す必要がありません。そして、利用するたびに精度が高まっていきます。 Agent Studio には、エンタープライズ企業に求められるセキュリティ、信頼性、AIエージェントのガバナンス機能が備わっています。そのため、あらゆる段階で企業側がコントロールを維持できます。各アクションの承認者を設定し、AIエージェントが自律的に実行できる業務と、人間の承認を必要とする業務を定義できます。信頼が高まるにつれて、その範囲を段階的に広げることもできます。設定した範囲を超えて、AIエージェントが勝手に行動することはありません。

Agent Studio の活用方法

Agent Studio は、日々のマーケティング業務に自然に組み込むことができます。マーケターの指示のもとで行動しながら、チームが実行できる業務量とアウトプットの質を向上させます。各種ツールとの接続が完了すれば、すぐに次のような用途で活用できます。

週次パフォーマンスレポートの作成

5つのダッシュボードから何時間もかけてデータを集める必要はありません。AIエージェントが各ツールから生データを取得し、グラフも含めた完成版のレポートを自動的に作成します。どの数値が、なぜ変化したのかを追跡し、変化のあった顧客セグメント、成果を上げた実験、次に取るべきアクションまで整理します。

週次パフォーマンスレポートの画面

常時稼働するキャンペーン監査

四半期ごとのレビューを待つ必要はありません。Agent Studioが顧客ジャーニーの状態を継続的に監視し、成果を低下させているステップを特定します。例えば、再エンゲージメント施策のパフォーマンスが41%低下している場合、それを検知し、Salesforce Marketing Cloudや利用中のメール配信システム上で自動的に修正します。

常時稼働するキャンペーン監査の画面

リアルタイムシグナルの分析

AIエージェントがブランドに関するシグナルの急増を検知し、対象となるオーディエンスを作成します。さらに、推奨アクションを先回りして提示し、承認を依頼します。これにより、従来は数週間かかっていたキャンペーンを、数日で開始できます。

リアルタイムシグナル分析の画面

ファネル離脱の原因分析

コンバージョンが伸び悩む原因を推測する必要はありません。Agent Studioが、ユーザーがファネルのどこで離脱しているかを正確に可視化します。例えば「商品閲覧からカート追加までの間に38%が離脱」といった最大の離脱ポイントを特定し、問題が起きているステップとその理由を提示します。

ファネル離脱の原因分析の画面

ABMを最初から最後まで実行

これまで複数のツールやチーム、人手による引き継ぎが必要だったABM(アカウントベースドマーケティング)を、一つの自動化されたループとして実行できます。対象企業のサイト訪問の検知から、顧客プロフィールの作成、Webページやメールの生成、Slack上での承認取得、施策の公開までを一貫して進めます。すべてのステップと得られた知見が記録され、チーム間で作業を受け渡す必要もありません。

ABMエンドツーエンドの画面

Agent Studio を開発した理由

AIエージェントは、当初からAuxiaの構想に含まれていました。私たちはまず、顧客一人ひとりに適切なメッセージを選び、大規模な1対1パーソナライゼーションを実現するエンジン「Auxia Decisioning」から開発を始めました。マーケティングにおいて最も難しいのは、「誰に、何を届けるべきか」を正しく判断することだからです。

しかし、エンタープライズ企業のチームと取り組むなかで、明らかになったことがあります。

「誰に、何を届けるか」の判断は、課題の半分にすぎないということです。どれほど精度の高い判断ができたとしても、それを実行するチームが、企画書作成・承認・レポーティング、そして分断された数多くのツールへの対応に追われていれば、十分な成果にはつながりません。お客様が求める本質的な変革を実現するには、この業務上のギャップも解消する必要がありました。

Auxia Agent Studio は、まさにそのために開発されました。Agent Studio は、マーケティングにおける「コンテキストとインテリジェンスのレイヤー」であり、マーケティングチームの継続的な記憶として機能します。人は、何年にもわたる実務経験を通じて判断力を高めていきます。だからこそ、優秀なマーケターが退職し、その人が持っていた組織内の知識まで失われることは、あらゆるCMOにとって大きな痛手になります。Agent Studio は、これと同じように、すべてのキャンペーンとマーケターから得られる学びを継続的に蓄積します。これにより、マーケティングスタックのすべてのレイヤーが、初めて知能を持つようになります。さらに Auxia Decisioning を組み合わせることで、大規模な1対1の顧客体験を提供できます。

これらはすべて、企業が設定した方針と権限の範囲内で行われます。AIエージェントは、信頼を得るにつれてより多くの業務を担当するようになりますが、与えられた権限を超えて行動することはありません。

ここで、一つ明確にしておきたいことがあります。私たちは、現在の業務を少しだけ速くするために Agent Studio を開発したのではありません。かつてECの登場時、紙のカタログをそのままWebに載せただけの企業は成果を出せませんでした。買い方そのものをオンライン前提に設計し直した企業が、市場を勝ち取りました

AIも同じです。既存の業務フローにAIエージェントを「追加する」だけでは、その価値は引き出せません。AIエージェントを前提に業務フローそのものを「再設計する」ことで、初めて本当の価値が生まれます。

導入方法と Auxia Decisioning との連携

Auxia のプラットフォームは現在、明確に異なる2つの製品で構成されています。

Auxia Agent Studio

リサーチ・計画・構築・品質保証・リリースまでを行うAIマーケティングエージェント。Braze から Salesforce Marketing Cloud まで、企業が現在使用しているツールを横断し、マーケティング業務全体を統括します。

Auxia Decisioning (意思決定エンジン)

顧客一人ひとりに対して、最適な体験(メッセージ・チャネル・タイミング・配信頻度・インセンティブ など)をリアルタイムで判断するエンジン。顧客単位で最適化し、世界有数の大手ブランドのマーケティングを支えています。

この2つは、連携して機能するように設計されています。Agent Studio がキャンペーン・対象顧客・ブランドのトーンを設定し、社内チームとの調整や外部ツールとの連携を担当します。その枠組みの中で、Decisioning が顧客一人ひとりに対する最適な体験を判断します。多くのチームは、まず Agent Studio から利用を始め、活用範囲の拡大に合わせて Decisioning を追加します。

Agent Studio の料金は、チームの規模と利用量に基づいて設定されます。現在のチームのニーズに合わせて小さく始め、AIエージェントがより多くの業務を担うようになるにつれて、利用範囲を拡大できます。現在ご利用中の多くのチームは、1週間以内に最初のユースケースを開始できています。

目指すゴールは変わらない

「10倍のマーケティング組織」が目指すゴールは、これまでと変わりません。マーケターの能力を引き上げ、顧客や見込み顧客に最高の体験を提供できるようにすることです。

AIエージェントは、それを現実にします。いま、AIエージェントを軸に業務を組み替えたチームは、キャンペーンを一つ回すたび、意思決定を一つ下すたびに、他社が追いつけない差を積み上げていきます。逆に着手を先送りにしたチームは、これから何年も、加速し続けるシステムの背中を追い続けることになります。

マーケティングは、いま静かに、しかし確実にその姿を変えつつあります。私たちは、その最前線に Auxia Agent Studio とともに立てることを、心から誇りに思います。そして、あなたのチームが「スーパーマーケター」へと進化していく瞬間を、これ以上ないほど楽しみにしています。

【日本での提供について】

Auxia Agent Studio は現在、米国市場で先行提供しています。そして「スーパーマーケター」の時代は、いよいよ日本へ——本年秋以降の展開を予定しています。次の一報を、どうぞお楽しみに。乞うご期待。

原文:The Age of the Supermarketer: Introducing Auxia Agent Studio

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